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【ハーフ信仰・ガイジン信仰】わたしの娘はいわゆるハーフ【目を覚ませ】

娘を妊娠中によく言われていたのが、『ハーフなら絶対かわいい子が生まれるね!』

その度になんかもやもや。

 

無条件に“ハーフ”もしくは“ガイジン”(外国人ではなく)=美形”って考えるのってどうなの?

 

そんなハーフ信仰・ガイジン信仰について考察してみました。

 

 

美形というイメージがある“ハーフ”・“ガイジン”の定義

そもそも俗に言う“ハーフ”ってなんでしょう?

 

わたしの伯母は外国人なので、従兄弟達はハーフです。

子どもの頃は国籍が2つあったし、ミドルネームも持っています。

 でもハーフ扱いはされていません。

 

それは伯母が日系の外国人なので、従兄弟達の見た目が日本人だからです。

他にも中国人や韓国人等とのハーフだと見た目では全然わからないですよね。

 

逆に日本生まれ日本育ちで日本語しか話せない・日本国籍しか持っていないような人でも、見た目が日本人離れしていると“ハーフ”・”ガイジン”扱いをされてしまいますよね。

 

日本では、本当の外国人とか国籍のハーフとかは関係なく

  • 東アジア以外の外国人である“ガイジン”
  • “ガイジン”と東アジアの“ハーフ”

こういう人達が『かわいい!』『かっこいい!』と崇められていると思います。

 

 

ハーフ信仰・ガイジン信仰

以前、初対面の女性達と話の流れで彼氏(現在の夫)が外国人だと言ったとき

『え~彼氏、外国人?かっこいい~!』と言われました。

 

ちょっと待て。

まだ彼氏の写真見せてないけど、もしかして脳内読み取れる系の人ですか?

 

そして冒頭にも書いた通り、娘を妊娠中に色んな人から『ハーフなら絶対かわいい』と言われていました。

 

ちょっと待て。

あなたの目はわたしの腹の中が見えるエコー機能でもついているのですか?

 

“ハーフ”や“ガイジン”って聞いただけで無条件に可愛い・かっこいいと思うらしいのです。

WHY?! JAPANESE PEOPLE?!!!!!!!

 

“ハーフ”・“ガイジン”『かわいい!』『かっこいい!』 というイメージがあるのはどうしてでしょうか?

 

わたしの仮説その1「ただの流行りと思い込み」

いつの時代にも流行りの顔というのがあります。

一昔前の芸能人の写真等を見ると「なんやこの化粧」とか思ったりするものです。

平安時代の女性の絵はおかめ納豆みたいな顔ばっかりだし、江戸時代の見返り美人なんて全然美人には見えません。

 

つまり、現在『かわいい』『かっこいい』ともてはやされている“ハーフ”・“ガイジン”の顔はただの流行りなのではないかと思います。

 

そしてテレビや映画で見る人達は今の流行りの顔である美形が多いです。

これは日本でも同じなのですが、わたし達は日本人の現実的な顔面レベルを知っています。

しかしそれが外国のこととなるとどうしても有名人等の顔を思い浮かべてしまい、その結果イメージする顔面レベルが現実よりも引き上げられているのだと思います。

 

その結果、“ハーフ”・“ガイジン”と聞くと美形だと思い込んでしまうのではないでしょうか?

 

 

わたしの仮説その2「遺伝子の多様性は美形を生みやすい」

美形と聞いて思い浮かべるのはどんな特徴でしょうか?

二重まぶた・まつげが長い・鼻が高い・ついでに髪がウェーブがかっているとか?

 

実はこれは全て優性遺伝の特徴です。

(遺伝の優性劣性は人としての優劣ではなく、どちらの特徴が現れやすいかです。念のため。)

 

髪の毛の色で言うと、黒髪は優性で赤毛は劣性です。

そのため、劣性の赤毛の人の割合は年々少なくなっているそうです。

 

ではなぜ日本人には劣性の特徴である、一重まぶた・まつげが短い・鼻が低い・直毛の人が多いのでしょうか?

 

日本は世界で最も長く続いている国であり、尚且つ長い間鎖国をしていたこともあり、歴史的に見ると東アジア以外の人との交流はあまりありませんでした。

そのため限られた民族・人種の間で子孫を残し、劣性であるにも関わらず現在でもその特徴が根強く残っているのではないでしょうか。

 

例えばイケメンが多い国として有名なスウェーデン

中立国で第二次世界大戦にも影響されず、多くの移民を受け入れました。

 

それから美人が多いと言われる北インド

北インドの人達の祖先は中央アジアイラン高原から来たアーリア人でありアレクサンダー大王の東方遠征もあって、昔からアジアとヨーロッパの民族の交流があったと考えられます。

 

更にジョージアにも美人が多いとよく言われます。

ジョージアはロシアの南・アジアとヨーロッパの境あたりに位置します。

 

よく“ガイジン”としてイメージする人たちの国は、歴史的にも地理的にも民族・人種間の交流が盛んであったことがわかります。

色んな遺伝子が混ざり合うことによって美形と言われる特徴が出やすい傾向にあるのかもしれません。

 

ちなみにアメリカ人のわたしの夫によると、日本人は若ハゲが圧倒的に少ないらしいです。

確かに夫の友達でまだ23歳なのに禿げ上がっている人がいます。

ハゲは優性遺伝です。

日本人に若ハゲが少ないのは、遺伝子の多様性が少なく、劣性遺伝子が根強く残っているおかげなのかもしれませんね。

 

 

 

 わたしの仮説その3「美形は作れる」

一時期ものまねメイクが話題になりましたよね。

化粧だけで別人の顔になれるのか!と驚きましたが、努力と工夫だけであんなに変わるものなのですね。

 

つまり、美形は作れる。

 

・例えば筋トレ

アジア人の筋肉は身体の前側に多くついています。

一方、その他の人種は身体の後ろ側の筋肉の方に多くついています。

そのため日本人は猫背になりやすく、外国人は背筋が伸びやすくなっています。

 

筋肉のつき方で姿勢・体型はかなり変わります。

更に、筋肉がつくと顔つきも変わります。

 

わたしの知り合いの外国人は日常的に筋トレをする人が多いです。

身体を鍛えていることによって生まれる自信や姿勢の良さ、顔つきから美形に見えるだけではないでしょうか。

 

・例えば化粧

日本では中高生が学校に化粧をしてくることは禁止されていることがほとんどですよね。

でも外国では中高生も化粧をしていることがあります。

アメリカのドラマ“フルハウス”でも長女のD.J.が中学校に上がるときに化粧をしていくというエピソードがありました。

 

日本の女性よりも化粧歴が長いため、化粧がうまいだけではないでしょうか。

 

今思いついたのは筋トレと化粧だけですが、考えたら他にも「日本人と“ガイジン”の努力と工夫の違い」は出てきそうです。

 

そう、美形は作れる

そしていわゆる“ガイジン”は美形の作り方がうまいだけではないでしょうか。

 

 

結論

さて、勝手に仮説を立てて検証してきた結果、わたしの出した結論

“ガイジン”・“ハーフ”が美形というのは「だいたい気のせい」

 

仮説その2の通り、本当に美形とされている顔が多い傾向というのはあるのかもしれませんが、実際には

  • 「大阪人はおもしろい」の本当におもしろい人の割合
  • 「博多の女子はかわいい」の本当にかわいい人の割合

これらと同程度ではないでしょうか。

つまり、たいして根拠はないけどそんな気がするだけ

 

じゃあなんで“ガイジン”・“ハーフ”が美形な気がするのでしょう?

 

雰囲気イケメンという言葉がありますよね。

よくよく見るとかっこよくないのに、なんか全体的な雰囲気でかっこよく見えてる系の男性のことです。

 

あなたの身近にいるイケメン扱いされている彼、よく見たら全然イケメンじゃないただの雰囲気イケメンだったりしませんか?

美人扱いされている彼女、スッピンも美人ですか?仕草とか喋り方とかがかわいいだけの雰囲気美人だったりしませんか?

 

それと同じで、かっこいい・美人に見える“ガイジン”・“ハーフ”

よくよく見ると、ただ堂々としていたり、化粧がうまかったり、筋肉がついていたりするだけの、雰囲気美形の割合が多いだけだと思います。

 

今まで行った国や夫の職場で見る一般人の顔面レベルは、日本人と同じくらいです。

 

大阪人が全員漫才できるかって言ったら、違いますよね?

博多の女性が全員美女かって言ったら、違いますよね?

ハーフなら絶対かわいい子が生まれるかって言ったら、違います。

 

“ハーフ”・“ガイジン”というだけで無条件に『かわいい!』『かっこいい!』って言うの、やめませんか?

 

人種に関わらず、美形は雰囲気で作れます。

そしてわたしは雰囲気美人を目指すべく、今からジムに行ってきます。